日 時 : 2021年5月26日(水)20:00~21:00 
会 場 : Zoomにて実施

■ テーマ:『気になるとは…子どものどのようなところが、なぜ気になるのか』を深める

 今回のテーマは、日々子どもたちに関わる現場で、支援が必要な子どもが増えている、気になる子どもが増えていると言われている。では、気になるとは…子どものどのようなところが、なぜ気になるのか?その辺りについて話をしてみることで関わる自分たちの基準を点検し支援の在り方を考えてみた。

冒頭でのアイスブレイクでは福祉系おすすめ映画の話しから始まりその後、今回のテーマについてそれぞれの気になることを発題し討議を行なった。以下、参加者それぞれの職種・立場から発題にあがったキーワード(一部)をあげる。

・不登校とその原因を究明したい家族の介入・障がい受容と保護者との関係・支援を拒否する本人だが。家族は何らかの答えを求める。その根底には、しんどさがある。困難の原因はなんだろう。障がい名や介護度によって安心できる。

・自己肯定感が低いことが気になる。・自覚していなかった発達障がいに気づいた子どもへの対応。などの話しがあがった。

・不登校、周囲は学校には行って欲しい。

・フリースクールは学校に行っていないことを自認していることが多い。

・学校に行っているこどもが学校で暴れている

・学校と家庭とフリースクールの姿が異なる

 次に支援者である私自身に目をむけ発題、討議を行った。

・自尊感情の低下というけれどと、言っている自分自身をもっていない。

・マイナス体験で支えられたから支える側にまわろうと思う。しんどさを経験しているからこそ。痛みがわかる傾向があるのではないか。

・自尊感情が低い、肯定感を持つようになるのはどうしたらいいのか?

・安心をどう伝えるか、安心・安全な場をつくるのか。その雰囲気はどう醸し出せるのか。

・支援者、保育者自身もその子どもとの関わりに安心していることが大切。安心できる場をつくるためには、傍にいることと見守り続けることも必要で、必要な時に手を差し伸べることができることが必要ともいえる。

・学校と保護者と学童保育との関係でもいえるが、それぞれの機関・関係者が子どもを中心として考えていくことで解決できることがある。誰かのせいにしない支援。

以上、参加者それぞれが違った職種・立場、自身が経験してきた事例を元に今回のテーマ『気になるとは…子どものどのようなところが、なぜ気になるのか』を討議し深めた研究会であった。

■ 次回の予定
日 時 : 2020年6月22日(火)  20時から
会 場 : Zoom開催を含め検討中