日 時 : 7月14日(火)19:00~21:00
場 所 : 育徳園保育所
参加者 : 倉光(育)、小谷(愛)、楠(望)、川端(長)、竹内(長)、廣谷(い)、名城(や)、 大川(個)、西野(大)、吉田(育)、嶋津(愛)、谷川(平)、角中(や)、山村(い)、加藤(い)、隅谷(育)、 蕨川(わ)、 岡村(平)
司 会 : 谷川(平) 議事録:西野(大)


1、第25回全国地域福祉施設研修会(大阪大会)

(1)今後の予定
実行委員会 8月3日(月)19時 育徳園保育所 幸分ホール
大会のメインテーマとフレームを決める。その上で委員会のメンバーを拡大して企画を進める予定で考えている。担当ごとの小単位での会合なども検討している。内容の案は前回の企画委員会で配布。

(2)役割分担
実行委員長 西野(愛染園) 副実行委員長 長瀬(大阪聖和)辻野(育徳園)楠(望之門)

(3)会場使用について
 コロナ禍の中、地域福祉施設で何が起こっていたか、そして何が起こっているのかを調査する為にアンケート調査を実施予定。他団体がすでに実施しているアンケート結果を活用しながら、大地協だからできるアンケート内容で調査を行う。


2、新型コロナに関するアンケート

グーグルフォームを使い実施
保育、児童、障がい、高齢の種別ごと(施設長宛・職員宛)のアンケートを現在、辻野、大川が中心で作成している。8月末までに回答を集約して分析に進みたいと考えている。


3、日地協 児童部会(東海地協主催)

(1)日 程  2020年9月21日(祝月)10時〜16時
(2)会 場 長良川スポーツプラザ 日本児童育成園(施設見学のみ)
(3)参加者 30人に限定(リモート10人)合計40人
(4)内 容 基調講演:梅谷聡子氏  分散会  日本育成園見学  懇親会(希望者)

大阪へ発題の依頼が来ている。地域の子ども研究会が主体となって企画する。


4、各研究会の状況

(1)地域の子ども研究会
 ともだちフェスティバルについて研究会で行事について検討した結果、感染予防対策をすることで参加できるという施設が多くあった。11月8日か15日で行事開催にむけて会場を探している。感染状況により変更をする可能性がある。

(2)障がい児者研究会
 7月7日に研究会を開催し、今年度の計画を検討した。3月を目処に研修会を企画している。
 毎月の研究会では、ケーススタディーを中心に障がい児者への支援を考える。今年度は、研究会への呼びかけは、大地協加盟施設に限る。

(3)地域の子育て支援研究会
 9月から活動を再開するために現在、研究会の日程調整中

(4)セツルメント研究会
 現在活動がコロナによりストップしている。映画上映会を企画しているが、現在難しいと考えている。

(5)高齢者施設の現状
 新型コロナの影響−特養いくとくの周辺地域においても地域行事は全て中止になっている。育徳園が受託してきた地域包括支援センターは、委託期間満了により受託を終えたが、地域での活動は継続して取り組む。しかし、感染への危機感から実際はなかなか活動をできない状況にある。
 実習生の受け入れは再開したが、感染が怖い。現在、実習生は、ほぼ全て外国からの留学生である。


5、セツルの家

(1)夏の準備
 7月5日 ワークキャンプ42名 7月6日 開設作業28名が参加された。
 乾燥機を購入して新しいものと入れ替えた。
 薪については、1回につき1トン以上でないと業者での購入ができないので、今年度は各施設で薪の準備をお願いしたい。

(2)観光バスに関して
 観光バスは定員まで乗車可能。各施設で判断。休憩所で再乗車する時も手の消毒は徹底すること。


6、大地協バザー中止に代る活動について

(1)担当施設(愛染園)より
 愛染園が中心となって今年度の活動を計画し、企画委員会に図る。自然体験施設、活動を支えるための資金獲得と大地協加盟施設の交流を考え以下の案を愛染橋保育園が中心となって考えた。

案1 エコバック、Tシャツ、靴下、タオルなどの製作と販売
案2 大地協のロゴマークやゆるキャラの作成

(2)企画委員会での意見
 インターネットでTシャツや材料などを購入すると利益は出やすいが、地域福祉の観点から地域のつながりと支え合いを考え、地域で手に入るものを購入、活用してはどうか。
 エコバックは世界的に衛生面を考慮してなくす方向に進んでいることも考慮してはどうか。
 ネットオークションや寄付を募ることもできる。さまざまな団体が資金を集めるために工夫している。そこで「大地協らしさとは何か」を考え、知恵を結集していくことが大切。
 クラウドファンディングを行い、大地協の活動を知ってもらうことには、一定意義があるが現在寄付が集まりにくい社会状況がある。
 一年くらいバザーが中止になっても困らない財政状況を作れるのであれば、災害支援のための寄付を集めるのも大地協らしさではないだろうか。(募金については役員会に図る)
 感染症などにより社会不安が高まると、遊びや自然体験などが軽視される傾向がある。非常に子どもに失礼な社会である。今だからこそ、子どもの楽しみ(権利)を応援する活動を考えてはどうか。

(3)今後の企画について
 窓口は、愛染園が担当する。まず、愛染園から企画の趣旨などを発信するので、意見のある人は、愛染橋保育園(嶋津)にメールで早急に意見を送ること。


7、情報交換

(1)大阪市監査
 育徳園が7月に監査を受けることになった。新型コロナにより保育室への巡回はなし。昼食は弁当を持参。物理的距離を取りながら監査を行う。

(2)事故防止巡回指導
 こ青局から予告なく事故防止に関する巡回指導に来られた。指導のポイントは以下の通りだったので各施設でも準備、整備されていないところに関しては協議してはどうか。

① 保育士の配置が適正か(現在、子どもは何人在籍しておりで何人登園しているかを口頭で質問)
② 保育環境(棚の上や、危険なもの(ハサミなど)の取り扱いは適正か)
③ 食事場面の環境とかかわり・水分(お茶や汁物)から提供しているか ・ひとくち量は適正か ・口の中身を見て空になってから介助してるか ・丁寧な個別対応をしてるか ・水分を間に適正に挟んでいるか ・乳児のときは大体丁寧な関わりを意識することが多いが、幼児も同様の注意を払っているか ・誤嚥、窒息の時の訓練はしているか
④AEDの設置に関して
 設置しているかどうか。設置してないのであれば、近隣のどこにあるかを把握し、必要な場合は借りることを約束できているか。そして、全職員がその情報を把握しておくこと。
⑤マニュアルの整備
・散歩マニュアル 散歩マップなどもあるか ・幼児のプール日誌はあると思うが、乳児の水遊びを行う際も、時間・人数・種類・気温などを記録すること。
⑥睡眠 睡眠チェックが必要な項目が用意されとなさ、適切に記録されているか

(3)分断された関係をどのようにつなぎなおすか
 社会福祉協議会(市・区)の地域福祉活動、業務は8月までストップしている。現在、生活困窮者支援のみの業務に限定され職員も疲弊しがちである。
 自粛期間に関係が制限され不登校、不登園、育児不安が大きな社会問題として顕在化してきた。高齢者に関してもつながりのない人が地域で暮らすにはかなり厳しい時代になりつつある。
 現在、新型コロナを経験し、リモートワークなど新しい働き方や生活様式が提唱されている。保育所においても新たな役割が求められているし、子育て支援も新たな展開が必要である。
 東京のある地域では、小地域での福祉活動や住民同士の支え合いが見られたという事例が紹介されていた。住民同士の支え合いも重要であるが、構造的な問題にも目を向けて行かなくてはいけない。


次回 8月25日(火)19:00~ 育徳園にて
次回 司会:廣谷(い) 書記:吉田(育)